ごま和えにしたりベーコンと一緒に炒めたり、茹でてかつおぶしをかけて食べたりとレシピは無限大のほうれん草!おいしいですよね~!
きっとこの記事を読んでくれているということはあなたもほうれん草好きですよね?
私は以前ごま和えにハマってあまりにおいしいのでついつい毎日作って食べちゃったり、スーパーで安かったから買いだめしちゃって…
と気付いたらほうれん草を1日たくさん食べてしまっている時期がありました。
でもほうれん草ってどれくらい食べて良いのか、食べ過ぎるとどうなるのかちょっと不安になりますよね?
そこでこの記事ではほうれん草をどれくらい食べてもいいの?お腹は痛くなる?など疑問に答えていきたいと思います。ぜひ読んで今後の食生活に役立ててくださいね!
ほうれん草って食べ過ぎるとどうなる?!
何でもほどほどがちょうど良いと言いますよね。ほうれん草に限らずですが、食べ過ぎはよくありません。腹痛を引き起こしたり、他の病気を呼んだりし兼ねません。
しかし、食べ過ぎはよくないと言っていてもほうれん草に食べ過ぎと呼ばれる具体的な量は定められていないようです。ムム…難しい!
そもそもほうれん草を食べ過ぎてはいけないと言われている原因は、ほうれん草がシュウ酸(アク)を多く含む食べ物だからです。
シュウ酸が人の体内に入るとカルシウムと結合し、シュウ酸カルシウムとなります。
実はこれが結石の原因となります。シュウ酸は人体にとって何の栄養もなく老廃物でしかありません。できるだけ取らないことが好ましいでしょう。
ほうれん草に含まれるシュウ酸を少しでも減らす方法は、
- 茹でて調理する
- カルシウムと一緒に摂取する
この二つです。どうしても気になる方は少し工夫してほうれん草を食べてみたらいいかもしれません。
ほうれん草を食べ過ぎると下痢になるって本当?!
ほうれん草はシュウ酸(アク)をたくさん含んでいる為、生のほうれん草をたくさん食べたりすると腹痛がおきるようです。
ほうれん草に含まれるシュウ酸は水溶性なので茹でると減少します。シュウ酸が気になるのであれば少しでも茹でて食べた方が良いといえるでしょう。
3分間茹でるとシュウ酸が37%~51%減らせるそうです。
…にしても、何でも食べ過ぎれば腹痛が起きると思うので自分に合ったちょうどいい量で辞めておいた方が安心ですね。
ほうれん草を食べ過ぎると病気になるって本当?
ほうれん草を食べ過ぎたときに気になるのが、ほうれん草に含まれるシュウ酸です。
シュウ酸が私たちの体内に入るとカルシウムと結合して結石を作ります。この結石が尿管などにできるのが尿路結石です。できる場所によって呼び名が変わります。
以前は、カルシウムが結石の原因であると考えられていましたが様々な研究結果によりシュウ酸が原因だとわかりました。
ただし、ほうれん草に含まれるシュウ酸は水に溶けるので茹でて食べていたりすればシュウ酸の吸収率も減ります。ほうれん草を調理している時点で多少は減らせるのです。
茹でて調理をしたほうれん草であれば毎日相当量を食べなければ問題ないといえるのではないでしょうか。
少し心配なのは、生のほうれん草です。最近ではサラダとして多く出回っているので生で食べる機会も多いのでは?
近頃、品種改良もあってシュウ酸が少ない物もあるようですが、生のほうれん草はシュウ酸をそのまま吸収してしまうので少し注意が必要です。
生のほうれん草を1日1袋食べてしまうのは心配かもしれません。
ほうれん草に含まれる嬉しい栄養素は?
上記で紹介したように、「食べ過ぎ」にはよくない野菜ですが、食べ過ぎなければ健康に良い野菜なので、ほうれん草を食べてくださいね♪
ほうれん草はビタミン、ミネラルが豊富な緑黄色野菜です。
ベータカロテンやビタミンC、カリウムが豊富なのが特徴です。
他にもマグネシウムやビタミンEなどが含まれ抗酸化作用のある栄養素がたくさん入っています。
忙しい現代人にこそぜひ積極的に摂取して欲しい野菜と言えるでしょう。
ほうれん草を食べ過ぎる前に知っておくべきこと
ほうれん草を食べる時に知っておいて欲しいことがあります。事前にチェックしておいてくださいね!
気になるシュウ酸は茹でて減らそう
ほうれん草に含まれるシュウ酸は、水溶性で水に溶けることがわかっています。ちなみに同じシュウ酸でも里芋に含まれるシュウ酸は水には溶けません。
ほうれん草をしっかりと茹でたものは体内でカルシウムとくっつき結石化する可能性が低いようです。茹でることによってえぐみも取れるので一石二鳥ではないでしょうか?
カルシウムと一緒に食べる
ほうれん草を食べる時にカルシウムと一緒に摂取してあげると体内でのシュウ酸の吸収率が減るそうです。
おひたしで食べるならかつおぶしやちりめんじゃこなどと一緒に食べたり、牛乳でクリームスープにしたりと少しの工夫でシュウ酸の吸収率を下げられます。
木綿豆腐などの大豆製品もカルシウムが豊富なのでオススメです。
おいしく食べながらシュウ酸の吸収も抑えられるなんて素晴らしいですね!
ほうれん草を食べすぎると尿路結石になるって本当!?
先ほども言いましたが、結石の原因はシュウ酸にあります。このシュウ酸を私たちが摂取すると体内でカルシウムと結びつきシュウ酸カルシウムとなります。
大抵は便になり排出されます。が、大量に摂取された場合は腸内でカルシウムとくっつくのが追いつかず、尿路でカルシウムとくっつきます。
これが結石となり私たちの尿路に残ります。これが尿管に入ると尿路結石となり強い痛みを引き起こします。尋常じゃない痛みだとか…こわい!
ですが、ほうれん草を食べたからと言って必ずしも結石ができるかと言うと断定はできません。そんな研究結果もないみたいですね。
ほうれん草だけを大量に長年毎日ご飯として食べている等の偏った食生活をしているという極端なものがない限りはとりあえず心配ないと言えそうです。
ほうれん草の摂取を心配するよりも肉中心の食生活をしているやカルシウム不足の食生活をしているなど、偏った食生活だと尿路結石になる可能性が高くなるので心配だといえるでしょう。
ほうれん草のおすすめ人気レシピ3選!
おいしくほうれん草を食べるためにオススメ人気レシピを3つ紹介します。
ほうれん草のチーズグラタン
材料
- ほうれん草 2束
- ジャガイモ(中サイズ) 2個
- ソーセージ 4本
- ピザ用チーズ 50g
- 塩、こしょう、サラダ油 適宜
(ホワイトソース)
- 牛乳 350cc
- バター 20g
- 小麦粉 20g
- コンソメ(固形) 1個
作り方
- 具材をお好みの大きさに切る
- ジャガイモはあらかじめ茹でるか電子レンジで火を通しておく
- フライパンに油とバターを入れてソーセージとほうれん草を炒め塩こしょうしておく
- そこに小麦粉をふるいかけて入れる
- 全体的に粉っぽさがなくなったら牛乳とコンソメを入れて煮る(全体的にしんなりとすればOK)
- 耐熱容器に2のジャガイモを入れ、5のソースをかけ入れてオーブントースターで10~15分ほど焼けば出来上がり(焦げ目が付けばOK)
通常はホワイトソースは別の鍋で作りますが、一つのフライパンで簡単にできるレシピになっています。この方がダマにもならずにオススメです。
カルシウム豊富な牛乳と一緒にほうれん草をいただけるレシピです。ほうれん草をメインに冷蔵庫の余り物を入れちゃうのもありです。
タンパク質もチーズから取れるので栄養のバランスもいいですね!
ほうれん草のごま和え
材料
- ほうれん草 1束
- 塩 適宜
(調味料)
- すりごま 大1
- 醤油 大1
- 砂糖 小2
作り方
- ほうれん草を塩を入れたお湯で茹でる
- 茹で上がったら冷水に取り、よく水を切っておく
- ほうれん草を食べやすい長さに切る
- あらかじめ混ぜておいた調味料とほうれん草を和えたら出来上がり
定番のほうれん草レシピですね。私の子供達もよく食べてくれるレシピです!
ごまに含まれるセサミンやカルシウム、鉄も取れるので栄養も満点ですね。
良く水を切っておいてから和えると調味料とよく絡むので、水を良く切るのがポイントになります。
ほうれん草とベーコンのバターソテー
材料
- ほうれん草 1束
- バター 10g
- ベーコン 6枚
- 塩、醤油 お好み
作り方
- ほうれん草とベーコンを食べやすい大きさに切る
- フライパンにバターを入れて火に掛ける
- ベーコンを炒める
- 香りが立ち始めたらほうれん草を入れて強火でさっと炒める
- 最後に塩と醤油で味を付けたら出来上がり
ほうれん草とベーコンがバターの香りで食欲をそそられるレシピですね!こちらも定番のメニューではないでしょうか。
あと1品おかずが欲しい!なんて時にもおすすめです。
まとめ
- ほうれん草に食べ過ぎの具体的な量は定められていない
- ほうれん草にはビタミン、ミネラルが豊富に入っている
- 生のほうれん草を食べ過ぎると腹痛が起きる可能性がある
- 生のほうれん草を1日1袋は食べすぎかも
- ほうれん草には水溶性のシュウ酸(アク)が含まれている
- シュウ酸は体内でカルシウムと結合し結石の原因となる
- シュウ酸を取り過ぎると結石が体内で悪さを起こす
- シュウ酸が気になるなら茹でて食べるかカルシウムと一緒に食べる
- ほうれん草の食べ過ぎで尿路結石になる可能性は低い
ほうれん草を多少食べ過ぎたところで心配ないのではないでしょうか。
結石の原因となるシュウ酸を含む食べ物は実はほうれん草の他にもたくさんあります。
お肉や日本人に馴染みのある抹茶や煎茶にもほうれん草より多く含まれます。日本人の私たちが気をつけなければいけないのはほうれん草よりお肉やお茶なのかもしれません。
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