砂糖のように甘いのに低カロリーやノンカロリーで糖類ゼロ。
パルスイートという商品をご存じですか?
ノンカロリーなのに甘いなんて、甘い物好きにはとっても魅力的な商品です!
毎日飲む紅茶にお菓子作りにと砂糖を使う回数が多くてもノンカロリーならダイエット中でも心配ありませんよね。食べた後に罪悪感を持たずに済みます(笑)
けれどそんなにおいしい話がこの世にあるの?…と少し不安になりませんか?カロリーオフの代わりに何か他に問題があるのでは…?使い続けても大丈夫なの…?!
ということで今回パルスイートの商品について調査してみました!
原材料についても触れているのでぜひ今後の食生活の参考にもしてくださいね。
パルスイートに危険性はあるの?ないの?
結論から言うとパルスイートは安全であるとは言い難いでしょう。
パルスイートを毎日摂取するのはあまりおすすめできません。
なぜならば、パルスイートの中に含まれるアスパルテームとアセスルファムK(カリウム)という人工甘味料があまり体にいい成分とは言えないからです。
アスパルテームは砂糖の200倍もの甘さの合成甘味料です。私たちが食べると小腸でフェニルアラニン、アスパラギン酸、メタノールという物質の3つに分解されてそれぞれ吸収されます。
アセスルファムKの合成甘味料と合わせることでより自然な砂糖に近い味を出すことができるそうです。
どちらも大量に摂取しなければ問題ないと言われています。ですが、人工的に作られた物質を長期に渡って摂取することに不安を覚えるのは私だけでしょうか…。
糖質ゼロやノンカロリー、低カロリーという点はとても魅力的だとは思いますが、それ以上に体への影響を考えるとやはりおすすめはできません。
糖質やカロリーを気になる人ほど健康に興味があり、日頃から糖質制限をしてたり持病を抱えて気にしていたりしますよね?
そんな人達がきっと糖類ゼロなどという言葉に惹かれてパルスイートを選んだりするはずです。
しかし体にいいからと思って食べているものが徐々に健康をむしばむものだとしたら…。
カロリー制限などでたまに少し食べるくらいならいいかもしれませんが、毎日摂取するとなると少し問題があるように感じます。
パルスイートとは、そもそもどういうもの?
パルスイートという商品は、糖類ゼロの低カロリーの甘味料です。砂糖によく似た甘さですが糖類がゼロ、砂糖に比べてカロリーが控え目なのが特徴です。
カロリー制限や糖類を気にされている方がたまに使う分には問題ないかと思います。
パルスイートという商品にも幾つか種類があります。使う頻度や用途によって使いやすいタイプが色々と出ているようですね。一緒に見ていきましょう。
パルスイートスリムアップシュガー
引用 味の素公式HP
カロリー90%カットで糖類ゼロのチャックの袋になってパルスイートが入っている商品とスティック型になっているのが使いやすいタイプの商品です。
毎日紅茶やコーヒーに砂糖を入れるという方はスティック型の方が使いやすいかもしれません。
パルスイートカロリーゼロ(液体タイプ)
引用 味の素公式HP
料理を作るときに使ったり冷たい飲み物にもすぐ溶けて便利なタイプです。サイズも2種類あります。
パルスイートカロリーゼロ
引用 味の素公式HP
カロリー、糖類どちらもゼロの商品です。チャックの袋に入ったタイプとスティックタイプの2種類あります。
パルスイートスリムアップシュガー
引用 味の素公式HP
砂糖と同じ甘さでありながら使用量は3分の1に済むというスリムアップシュガーという商品です。
スティックタイプなので、日頃飲む紅茶やコーヒー、ヨーグルトなどに使いやすい商品ですね。
パルスイートおなかすこやかオリゴ
引用 味の素公式HP
一番の特徴はフラクトオリゴ糖が配合されているということでしょうか。お腹の調子を整えたり、便通が気になる方におすすめの商品のようですね。
これは唯一特定保健用食品(トクホ)の商品となっています。ちなみにカロリーは45%カットです。
パルスイートの使い方とは?
パルスイートは砂糖の約3倍の甘さがありますので、基本的な使い方としては砂糖の量の3分の1量を使用します。

パルスイート小さじ1杯が砂糖3杯と同じってことね!
料理のレシピなどで砂糖と同じ分量分、パルスイートを間違って入れてしまうと甘すぎる料理ができることになるので注意が必要です。
スティックシュガーになっている商品では、スティックシュガー1本でティースプーン2杯の砂糖の分量になっています。
コーヒーや紅茶に入れる際はそのまま1本入れられるので甘すぎた!という失敗は免れそうですね。
パルスイートの成分は何が入ってる?
パルスイートの成分は何が入っているのでしょうか?パルスイートスリムアップシュガーの成分を見てみましょう。
粉末還元麦芽糖水飴、エリスリトール、食物繊維(還元難消化性デキストリン)/アラニン、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK)、香料、ポリグルタミン酸
引用 味の素公式HP
これがパルスイートの甘味料の原材料になります。
ここで注目したいのが、甘味料のアスパルテームとアセスルファムK(カリウム)という成分です。
アスパルテームは日本でも食品添加物として許可されている人工甘味料です。砂糖の約200倍もの甘さを持つんだとか…。
アスパルテームを私たちが口にすると小腸でフェニルアラニン、アスパラギン酸、メタノールという物質に分解され、そして吸収されます。
これらの成分が各々に健康被害をもたらすのではないかと言われています。
またアスパルテームに配合されているフェニルアラニンを摂取しても代謝することのできないフェニルケトン尿症という病気の人が摂取すると命の危険に関わったりもするようです。
アセスルファムKも同様に人工甘味料であり、口の中ではあまり甘さが残らないのが特徴になります。他の合成甘味料と一緒に使われることが多いです。
アセスルファムKは大量摂取した場合に影響が出ると研究結果も出ているようです。
お菓子を食べる時に商品のパッケージに書かれている成分表示を見てみてください。この二つの名前が載っているかもしれません。
どちらも日本ではお菓子や飲み物など様々な商品に使用されており、私たちの大変身近にある人工甘味料です。
いくら日本で許可が出ている添加物だとしても安全だと鵜呑みにせず、それによって生じる障害があるかもしれないと頭の片隅に置いておくことで日頃の食生活も変わるかもしれません。
パルスイートの糖質ってゼロなの?
パルスイートの成分では、糖類ゼロとうたっていますが糖質ゼロとは言っていないようです。

糖類と糖質って文字は似てるけど中身は何が違うの?
糖類とは糖質に含まれる単糖類と二糖類だけの総称になります。もっと簡単に言うと主に甘い物、砂糖やブドウ糖、果糖などが当てはまります。
食べると体への吸収が早いのが特徴です。食後に血糖値を上げてしまう要因はこの糖類なんですね。
糖質は炭水化物から食物繊維だけを除いた総称です。
糖質の中に糖類も含まれています。そしてこの糖類を一切使用していない商品がパルスイートにはあるんですね。
パルスイートにダイエット効果はあるの?
ダイエットという目線から見ればパルスイートはカロリーオフできるのでダイエットになるかもしれません。
ただ成分から考えると長期的に摂取することは避けた方が良いと言えるでしょう。
また、人工甘味料の甘さに慣れてしまうと自然の甘味料の甘さに物足りなさを感じてしまい、以前よりも甘い物を求めて食べるようになってしまうかもしれません。
ダイエットしてと健康になる目的で行ったはずが、長期に渡って摂取することで新たに病気を引き起こす可能性もあります。
甘い物を食べたいからとパルスイートを大量に摂取しないように気をつけて行いましょう。
パルスイートは糖尿病の人でも使える?

糖尿病の人はパルスイートを食べても大丈夫なの?
そもそも糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?
私たちが食事をすると血糖値が一時的に上がりますが、時間と共にインスリンというホルモンのおかげで血糖値が戻ります。
それがインスリンが上手く分泌されなかったり分泌されても血糖値が高い状態が続くなどの症状が起こり始めるのが糖尿病です。
パルスイートの商品では糖類ゼロのものや糖類を使用していても体内に吸収しづらいというのがあるため、血糖値を上げる心配はありません。
糖尿病の方が使用しても心配ないと言えるでしょう。
パルスイートとラカントSの違いとは?
引用 サラヤ公式HP
パルスイートのような砂糖と同じ甘さでありながら、カロリーや糖類がゼロのラカントSという別の商品があるのをご存じでしょうか?

パルスイートとラカントSは何が違うの?
パルスイートもラカントSもカロリーや糖類がゼロなのは同じ特徴ですが、できている成分が異なります。
ラカントSの原材料名を見てみましょう。
エリスリトール、ラカンカエキス/甘味料(ラカンカ抽出物)
引用 サラヤ公式HP
この原材料名には、パルスイートで使用していた人工甘味料の「アスパルテーム」と「アセスルファムK」の表記がありません。
ラカントSでは、羅漢果と呼ばれるウリ科の植物から甘さを抽出しています。昔から漢方としても親しまれてきた植物なんだとか。
羅漢果から抽出された甘さとトウモロコシから得られた「エリスリトール」という甘み成分を合わせて作られたのがラカンカSです。

どちらも天然由来の甘味料なんだ!
エリスリトールという成分も体の中に吸収されずにほとんどが排出されてしまうそうです。
ということは血糖値には影響しないので、血糖値をコントロールしている方にもおすすめの商品と言えそうです。
またラカントSならば分量も砂糖と同じ甘さだということなので、砂糖の代わりに料理で使う際も計量が面倒にならず便利な点もあります。
原材料を見てみるとパルスイートよりラカントSの方が体への影響は少ないのではないかと感じます。
パルスイートもラカントSも血糖値には関係しない甘味料ではありますが、やはり人工的に作られた物よりは天然成分の方が食べる側としては安心できると思いませんか?
まとめ
- パルスイートは安全であるとは言い難い
- パルスイートを長期にわたって摂取することはおすすめできない
- パルスイートには人工甘味料が使われている
- パルスイートは砂糖と同じ甘さだが3分の1量で済む
- 合成甘味料は体に吸収されることはなく、排出される
- パルスイートは糖類がゼロであって、糖質はゼロではない
- ダイエット目的であるならば長期で摂取するのは控えた方がよい
- 糖尿病の方でもパルスイートを使うことができる
- パルスイートは人工甘味料だがラカントSは天然由来の甘味料
- パルスイートよりラカントSの方が天然由来なのでおすすめと言える
パルスイートの商品について調べてきました。
毎日食べるものを選ぶのは自分自身です。
物が溢れている今の世の中だからこそ、どういう成分でできているかもちゃんとチェックして、副作用があるのかないのか把握してから食べたいものですね。
お子さんがいる家庭では子供達の食べる物を把握するのは多くはママだと思います。
毎日のことなので把握するのは大変だとは思いますが、体の小さい子供に食べさせるものほどぜひ気を遣って選んでほしいものです。
毎日食べるその食べ物が私たちの未来の体を作ります。いつまでも健康でいたいものですね!
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